インビザライン治療は、目立たない透明なマウスピースを使う矯正方法です。治療実績が多く、近年流行しているインビザライン治療ですが、対応できない症例もあります。

本コラムでは、インビザライン治療の対応症例や対応できなかった場合の対処法についてご紹介いたします。

インビザライン治療の特徴と対応症例

インビザライン治療は、世界中で1,000万人以上の治療実績があるマウスピース矯正です。薄く透明なマウスピースを歯に被せるように装着し、マウスピースの交換を繰り返しながら徐々に歯を移動させて歯並びを整えます。

インビザライン治療は軽度の不正咬合に適しており、対応症例は以下の通りです。

• •叢生：歯が重なって生えている状態

  •交叉咬合：上の歯の一部が下の歯の内側にある状態

  •上顎前突（出っ歯）：上の前歯が下の歯より出ている状態

  •下顎前突（受け口）：下の歯が上の歯の上に出ている状態

  •空隙歯列（すきっ歯）：歯と歯の間に隙間が空いている状態

  •過蓋咬合：歯を咬み合わせたときに前歯が深く咬み込んでいる状態

  •開咬：上下の前歯が噛み合わず隙間が空いている状態

インビザライン治療は、外科的な治療を伴う重度の不正咬合には対応難しいこともあります。しかし、インビザライン治療が適応外であっても、他の矯正方法で治療可能な場合があります。あきらめずに当院やお近くの歯科医院へご相談ください。

インビザライン治療で対応できない場合の治療方法

インビザライン治療で対応できない症例でも、ワイヤー矯正であれば対応可能な場合があります。ワイヤー矯正はインビザライン治療とは異なり、大きく歯を動かす必要がある症例に適しています。

また、インビザライン治療とワイヤー矯正は併用も可能です。ワイヤー矯正である程度歯を動かしたあと、マウスピースを使って矯正する方法があります。インビザライン治療とワイヤー矯正の併用により、多くの困難な症例にも対応可能となります。

インビザライン治療とワイヤー矯正の違いについては、以下のコラムも参考にしてください。
「インビザラインと他の矯正治療との違いについて」

歯並びには個人差があり、最適な矯正方法は患者さまによって異なります。当院では患者さま一人ひとりに合わせた治療方法をご提案いたします。ぜひ一度当院へご来院ください。

＜患者さんからよくいただく質問＞

Q.1　インビザライン治療の注意点はありますか？

A.1　マウスピースは1日20時間以上の装着が必要なため、自己管理を徹底しなければなりません。装着時間を守れなかった場合は、治療期間が延長する可能性があります。

Q.2　インビザラインの治療期間はどのくらいですか？

A.2　歯並びにより異なりますが、一般的な治療期間は6か月〜2年半程度です。矯正後に歯が元に戻る「後戻り」を防ぐための保定期間を含めると、3年程度が目安となります。
歯並びにより期間がことなりますのでぜひ無料相談をご利用ください。