子どもの歯の成長と発育に合わせた予防矯正のタイミング
こんにちは。当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
「子どもの歯並びが気になるけど、いつから矯正を始めたらいいの?」と悩まれる親御さんは多いのではないでしょうか。歯並びの問題は成長とともに変化するため、 適切なタイミングで予防矯正を行うことがとても大切 です。今回は、 子どもの成長に合わせた予防矯正のベストなタイミング についてわかりやすくお伝えします。
予防矯正とは?
予防矯正とは、 永久歯が生えそろう前に、歯並びや噛み合わせを整える治療 です。成長期に矯正を始めることで、顎の発育をコントロールし、 歯を抜かずに自然な形で整える ことができる可能性が高まります。また、口の周りの筋肉のバランスを整えることで、 口呼吸や発音の改善 にもつながります。
予防矯正を始めるおすすめのタイミング
お子さまの成長に合わせて、矯正治療の適切な開始時期は異なります。以下の 3つのステップ を目安に、歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
① 乳歯が生えそろう3~6歳(第1段階)
この時期は、 お口のクセや顎の発達をチェックする重要な時期 です。
✅ チェックしたいポイント
- 指しゃぶりや舌を前に出すクセがある
- 口をぽかんと開けていることが多い(口呼吸)
- 食べ物をうまく噛めていない
- 上下の歯がしっかり噛み合わない
この段階では、 悪いクセを改善し、顎の成長を促すトレーニング がメインになります。マウスピース型矯正装置(プレオルソなど)を使用し、 正しい舌の位置や鼻呼吸を身につける ことで、将来の歯並びのトラブルを防ぐことができます。
② 前歯の永久歯が生え始める6~9歳(第2段階)
この時期は 予防矯正を始めるのに適したタイミング です。
✅ チェックしたいポイント
- 前歯がガタガタに生えてきた
- 出っ歯や受け口になっている
- 奥歯の噛み合わせがずれている
- 歯が生えるスペースが足りなそう
この時期に矯正を始めると、 顎の成長をコントロールしながら自然に歯を整える ことができます。例えば、 床矯正装置(拡大床)を使用することで、歯が並ぶスペースを確保 し、将来的な抜歯矯正のリスクを減らすことができます。
③ 永久歯が生えそろう9~12歳(第3段階)
この時期は、 本格的な矯正が必要かどうかを判断する時期 です。
✅ チェックしたいポイント
- 歯並びのガタガタが目立つ
- 上下の噛み合わせが深い(過蓋咬合)
- 顎の成長バランスが崩れている
すでに永久歯が生えそろっている場合は、 ワイヤー矯正やマウスピース矯正 などの本格的な矯正治療が必要になることもあります。しかし、小児予防矯正を適切なタイミングで行っていれば、この段階で大掛かりな矯正をしなくてもよくなる可能性が高くなります。
予防矯正を始めるメリット
✅ 歯を抜かずに矯正できる可能性が高まる
✅ 顎の成長を利用できるため、負担が少ない
✅ 噛み合わせが整い、むし歯や歯周病のリスクを減らせる
✅ 発音や顔のバランスにも良い影響を与える
まとめ
お子さまの歯並びは成長とともに変化します。 「様子を見よう」と思っているうちに、矯正の適切なタイミングを逃してしまうことも…!
早めにチェックをして、適切な時期に予防矯正を始めることで、お子さまの 歯とお口の健康を守ることができます。
「うちの子の歯並び、大丈夫かな?」と少しでも気になったら、お気軽に当院までご相談ください。お子さまの成長に合わせた 最適な矯正方法をご提案いたします!
お子さまの健やかな成長を、一緒にサポートしていきましょう!