インプラントについてよくある質問
当院でもよくあるインプラントについての質問をまとめさせていただきました。
少しでも疑問を払拭していただければと思います。
他にもわからないことがありましたら、スタッフまでご相談ください。
インプラントは誰でも受けられますか?
インプラントに年齢制限はありません。治療を受けられるかどうかは、全身的な問題と局所的な問題から判断されます。
全身的な問題としては、重度の糖尿病や心臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、ビスホスホネート系薬を服用中であることなどに考慮が必要です。
局所的な問題としては、歯周病のコントロールが必要な方や、顎の骨が吸収されて少ない方、歯ぎしりが強い方、極端に噛み合わせが悪い方などは注意しなければなりません。
現在の治療技術は進化しており、骨の少ない方でもインプラントが可能です。高齢者でも手術や処置の安全性を高めることができますので、年齢を問わず、まずはお気軽にご相談ください。
手術中の痛みや手術後のトラブルについて気になるのですが……
局所麻酔を使用するため痛みは感じませんが、振動やひびく感じは残ることがあります。
手術後は、麻酔が切れた後に痛みや腫れが現れることがありますが、痛み止めで対応可能な範囲です。
手術後に顎に麻痺が起きることはありますか?
手術後に顎の麻痺が起こらないよう、愛彩デンタルクリニックでは事前の徹底した検査と診査・診断を行っています。
デンタル・パノラマやCTスキャンなどで顎の血管や神経の位置、骨の状態などを確認し、コンピューターによる手術前シミュレーションや外科用のマーカーも利用して精密な手術を行います。
顎の骨が薄いためインプラント治療を断られたのですが……
骨を再生することで、インプラント治療が適応となるケースがあります。上顎には上顎洞と呼ばれる空洞が存在し、歯を失った後にこの空洞が広がり、骨が薄くなることがあります。このような場合、ソケットリフトやサイナスリフトといった骨造成治療により、上顎洞を持ち上げたところに骨を増やす素材や補填剤を入れ、十分な厚みを確保します。
インプラント治療の治療期間はどれぐらいですか?
インプラント治療期間には個人差がありますが、一般的にはインプラントを埋め込む手術から4ヶ月~1年程度かかります。インプラントを埋め込む部分の状態や場所、お口の状況によっても変わります。
インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するまでには時間が必要です。急いで問題が発生しないよう、慎重に治療を進めております。
手術後はこれまでどおりに生活や食事ができますか?
手術後は、インプラントが顎の骨としっかりと結合するまでは負担をかけないよう注意が必要です。
麻酔や腫れの影響で食事がしづらいことがあるかもしれませんが、手術部位と反対側の歯を使って噛んだり、やわらかい食事を選んだりすることで対応できるでしょう。
また、手術後はお口の清潔を保つことも重要です。感染を防ぐために適切なケアを行いましょう。骨とインプラントがしっかり結合した後は、もとの生活に戻ることができます。
金属アレルギーがあってもインプラント治療は受けられますか?
ほとんどのインプラントはチタン製であり、チタンはアレルギーを起こしにくい材料です。しかし、重度の金属アレルギーがある方や心配な方は、金属アレルギー検査を受けることをおすすめします。
チタンに対するアレルギー反応がある場合は、ジルコニアインプラントを使用するか、別の治療法を検討する必要があります。
インプラントはどれぐらいの期間、使用できるのですか?
インプラントの寿命には個人差がありますが、一般的には10年の残存率が90%以上とされています。ただし、正常な機能を維持できるインプラントは約70%程度とされているため、適切な口腔ケアや定期的なメンテナンスが重要です。
また、禁煙や栄養バランスの良い食事、適度な運動などもインプラントの寿命に影響を与えます。
インプラントが脱落したら再治療はできますか?
インプラントが脱落しても再治療が可能です。上部構造の被せ物やアバットメント、インプラント体が何らかの理由で壊れた場合、作り直すことができます。
ただし、インプラント周囲炎と呼ばれる状態では再治療が困難なため、まずは治療が必要です。定期的なメンテナンスにより炎症をコントロールし、インプラント周囲炎を予防することでインプラントの寿命を延ばすことができます。
歯ぎしりがひどくてもインプラント治療はできますか?
歯ぎしりがひどい場合、インプラント治療を行う際には注意が必要です。インプラントは縦方向の力には強いですが、歯ぎしりなどの横方向の力が強くかかると、インプラントに負担がかかり破損する可能性があります。
そのため、歯ぎしりがひどい方には、ナイトガードと呼ばれる装置を就寝時に装着することをおすすすめします。ナイトガードは歯ぎしりによって、歯やインプラントの損傷を防ぐ役割を果たし、インプラントの寿命を延ばすのに役立ちます。
インプラントと差し歯、入れ歯はどう違うのですか?
差し歯は歯の根が残っている状態で土台(コア)を取り付けて人工歯を被せる方法です。大してインプラントは歯の根が失われた状態で、歯槽骨にインプラント体を埋め込むことで天然歯と同等の審美性と機能性を取り戻す方法です。
そして入れ歯は、取り外し可能なバネを使って人工歯を固定し、歯の機能を補います。入れ歯は、周囲の歯にかかる負担が比較的軽く、治療費用も低いため、部分的な歯の欠損に対して広く利用されてきました。
インプラントは周囲の歯に負担をかけずに治療が行えるため、歯の寿命が縮まることはありません。
まとめると、差し歯は歯の根が残っている場合の治療法、入れ歯は取り外し可能な装置、インプラントは歯の根が失われた場合にも、人工の歯根を埋め込むことで機能性と審美性を回復する治療法です。
インプラントの無料相談はしていますか?
はい、当院では無料相談の予約を受け付けております。インプラント治療について気になる点や疑問がある場合は、ぜひ無料相談をご利用ください。
インプラント治療の費用と支払方法を教えてください
インプラント治療の費用は歯科医院で異なりますが、35万円~50万が相場となります。
ただし、歯科医院によっては検査費や手術費、被せ物などの費用が別途かかります。
お支払い方法については、デンタルローンや各種クレジットカード決済を利用いただけます。
インプラントはどうやってケアすればいいですか?
インプラントのケアは、通常の歯と同様に歯磨きを行います。自分の歯を磨くのと同じように、インプラントも歯ブラシを使って歯垢や汚れを除去しましょう。
また、糸ようじや歯間ブラシなどの補助器具を使って、インプラント周りの清掃を行うとより効果的です。
インプラントを適用できない場合はありますか?
以下に該当する方は、インプラント治療を受けることができません。
- 妊娠中
- 全身疾患がある
- 他の歯根に感染症がある
- 歯周病がある
- あごの骨の量が少ない
- 骨粗鬆症
- 糖尿病や高血圧などの慢性疾患があり、血糖や血圧がコントロールできていない
- あごの骨の成長が終わっていない
- 日常の手入れが充分にできない
- アルコール依存症
- チタンにアレルギーがある
あごの骨の量や歯根の感染症などが原因の場合、それらの治療を行えばインプラント治療が適応となる可能性もあります。治療が適用できるかどうかは、お口の中の状態を踏まえて適切に判断することが重要です。
インプラント治療の成功率は?
インプラント治療の成功率は、95%程度とされています。ただし、個々のケースによって成功率は異なります。例えば、患者の健康状態や口腔内の状態、インプラントの配置場所、骨の量や質などが成功率に影響を与える要素です。